基礎知識2026年10月17日
インフレとは?預金の価値が目減りする仕組みと対策
インフレとは、物価が全体的に上がることです。物価が1年で3%上がれば、同じ金額で買えるものは少し減ります。口座の残高は変わらなくても、お金の価値は下がっているのです。
この記事は情報提供を目的としたもので、金融アドバイスではありません。
長い目で見ると
年平均3%のインフレが続くと、利息のつかない100万円を10年間置いておいた場合、その購買力は今の約74万円分になります。口座の取引をひとつも見ないまま、4分の1を失っていることになります。
名目金利と実質金利
預金の金利が年2%でインフレ率が3%なら、実質的な利回りはおよそマイナス1%です。お金の額は増えても、買えるものは減っています。商品を比べるときは、常に「利回り − インフレ率」で考えましょう。
貯蓄を目的ごとに分ける
すべてのお金がインフレに「勝つ」必要はありません。いつ使うかによって考え方が変わります。
- 生活防衛資金:すぐに引き出せることが最優先です。多少の目減りは安心のための代償。金利の比較的高い普通預金などで目減りを抑えましょう。
- 数年以内の目標(住宅の頭金、車など):使う時期に満期が合う定期預金や、元本割れのリスクが低い商品。
- 長期(5〜10年以上):インデックスファンドなどの分散投資は、途中で値下がりを挟みながらも、歴史的にはインフレを上回ってきました。ただし保証はありません。新NISAなど税制優遇のある制度も確認してみましょう。
給料も大切
物価の上昇ほど給料が上がらなければ、実質的な収入は毎年少しずつ減っていきます。給料を見直し、交渉することも、貯蓄と同じくらい大切なインフレ対策です。
固定費を見直す
インフレは請求書にも入り込みます。保険料、サブスク、電気代などは毎年上がりがちです。年に一度見直すだけで、値上がりの一部を取り戻せます。
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